JOBO 1520 TANK

去年(2019年)は発売したばかりのLab-Boxを使っていた。

チェンジバッグの中でフィルムをゴニョゴニョしながらリールに巻きあげる手間はないが、なんせ一度にフィルム1本しか現像出来ないので、撮影頻度が増えるにつれて次第に面倒な存在になった。現像タンクは一度に数本のフィルムが現像出来、液量も使い方次第で節約できるのが魅力。

そこで今回はパターソン,LPL(AP),JOBOの中から現像タンクを検討してみた。ブローニーフィルムは35mmに比べ撮影枚数が少ない上にサイズも大きい。これを処理するのに1回あたり約500mlの現像液で何本現像処理できるかを調べてみると・・・

ヨーボ1520(ドイツ)とパターソン(イギリス)の比較動画。


JOBO1520 

1回あたり フィルム2本

        

現像液 (485mlx2)

停止液 (485ml)

定着液 (485ml)

LPL 5041 

1回あたり フィルム1本

            
現像液 (590mlx4)

停止液 (590mlx2)

定着液 (590mlx2)

パターソン PTP115

1回あたり フィルム1本 

        

現像液( 500mllx4)

停止液 (500mlx2)

定着液 (500mlx2)

パターソン 

マルチリール3 PTP117

1回あたり フィルム2本  

 

現像液  ( 1,000mllx2 )

停止液  ( 1,000ml )

定着液(1,000ml )


JOBO 1520タンクとパターソン マルチリール3は1度にブローニーフィルム2本が現像処理出来るが、必要な液量はJOBO1520に対してマルチリール3は約2倍の液量を必要とする。他の2つは一度にブローニーフィルム1本しか処理できない。より少ない液量で、より多くの本数をこなすという点で、今回は JOBO1520の購入を決めた!!



Paterson Changing Bag

質感がよく安っぽい感じはしない。海外のレビューでは手を入れる穴が小さく子供用ではないか?という不満が散見されるけど、身長180cm 体重80kgの自分には確かに若干せまくは感じるがまったく使えないことはなく、締め付け感もなく、むしろブカブカの方が光線漏れしないか心配なのでフツーに許容範囲ですね。 

作業空間を確保するために折り畳み式のキッチンラックを中に入れています。こんな感じ↓



3M シープロプラス 保護メガネ 15950-00000

現像液は眼刺激性のある薬品なので万が一を想定して現像の際は耐薬品性の保護メガネとゴム手袋を着用している。この保護メガネはつるの長さを調整できる。ノーズパッドは微調整できないが、軽くて装着感はさほど悪くない。