Meter Knob (54011)

ノブメーター


  • ドイツのメーカーGossen製のセレン光電池(電池交換は不要)で動く露出計。
  • 内部の錆、腐食がなければ半永久的に測定可能とされる。
  • 54.1g,直径48.12mm,厚さ21.89mm(突起物含む)と軽量、コンパクトで、測光画角(反射角)は約50°
  • 1957年から1991年まで製造された。
  • ISO 100でLV 4~17まで、ISO 400だとLV 6 ~ LV19まで測定可能だが、セレンは1/30秒・F2.8よりも暗いところでの測定が出来ず、低照度が原因で測定できないこともあるので注意が必要。

  • 今まではコンパクトで精度の高いVC-Meter Ⅱをフラッシュアタッチメントを利用してレンズフードに装着して使用していたが、例えば、VC-Meter Ⅱの絞り値をF4にした場合、シャッタースピードのダイヤルを手動で回転させ、定点に合致(LEDが赤から緑に点灯)させシャッタースピードを読み取ってから、レンズ本体のシャッタースピードを設定する手間が必要だった。ノブメーターにはその手間がない。

Wrist Strap Band

ノブメーターはラピッドワインディングクランク(44040)に比べて回しづらく、数値を読み取るためにボディの右側面をいちいち見る必要があるのもわずらわしかった。そこで、偶然見つけた中古のリストストラップバンドにノブメーターを装着することにした。リストバンドは本革製で純正品(Hasselblad Swedenの刻印あり)手首は圧迫しない程度にバンドが固定される。左手首につけるとボディを持つ左手を見るだけでノブメーターの数値を読み取ることができる。

 



< 使い方 >

<1>

コインなどを使ってメーター中央のダイヤルを回してフィルムのISO感度の数字をメーターのASA(ISOのアメリカ表記でAmerican Standard Associationの略)の数字と合わせる。フィルムのISOが400ならASAは400、DINにあわせるなら27となる。※DINはISOのドイツ語表記

<2>

 

ポッチを押しながら白いシャッターカーテンをスライドしてセレン素子を被写体側に向ける

<3>

3.針が指したポイントから不規則な白と黒のストライプをたどった先にあるEV値に合わせてレンズのシャッタースピードの数字のさらに右側にある数字をそのEV値に合わせる。

< 3パターンの装着方法 >

<1>

500C,500C/M,503CXのみ装着可。カメラボディのワインディングクランクを外して交換できる。

 

 

<2>

専用のフラッシュアタッチメントに取付してフードなどに取り付ける。

 

<3>

専用のリストストラップバンドに取付。